古来日本人は「死」をどのように受け止めてきたのか。本書では、日本人の遺骨崇拝の源流を探り、死と葬送の儀礼、なかでも天皇の死をめぐる儀礼の構造の分析から、日本人の死の観念の特色を受かび上がらせる。そして天皇の生理的な死と社会的な死の差の考察から、王権とその継承の視角にも新たな光をあてる。

妖怪はいつ、どこに現われるのだろうか?妖怪の出てくる場所は決まっていて、特定の相手をえらばず、大勢の人間に対して何かを交渉しようとするという。―「都市の周辺」「たそがれ時」「若い女性」などはそのキーワードである。日本各地の調査と柳田国男・井上円了らの研究の再検討を通じて、様々な怪異現象を分析し、妖怪とは何か、妖怪のトポロジーとはどのようなものか、さらに都市空間の持つ魔性についても探究する

川を遡るサケを下流で取り尽せば、産卵できずに絶滅してしまう。川という資源を共同で管理・利用する制度=コモンズは、どう発展してきたか。現代における公共性や環境破壊の問題解決にもヒントを与える環境民俗誌。

「浦島太郎」「鶴女房」「炭焼長者」など日本人が親しんできた昔話を世界中の物語と比較し，その普遍性と文化的固有性を見据えて日本人の固有な文化と心のあり方を探る．昔話の深層構造を心理学的に考察することで，意識-無意識の独特な関係を浮き彫りにし，日本人の自我形成を明らかにした，ユング心理学第一人者の代表作．解説・鶴見俊輔．

前漢・後漢時代、皇帝は祭祀の実践によって国家の秩序と安寧をはかるが、両漢時代の祭祀の実態は十分に明らかではない。祭儀と祭祀場の分析を通じて、多様な思惟によって「皇帝」像がつくりあげられていく過程を解明する。

《论集•上》辑集了作者在中华人民共和国成立以后(1950至1981年)撰写的15篇学术论文和5篇短论。其中为建设具有现代科学意义的中国民间文艺学，提出了积极的倡议。发表于建国初期的《口头文学：一宗重大的民族文化财产》一文，指出发掘和研究民间文艺是建设新文艺、新文化工作的一个组成部分。拨乱反正后，作者又撰写了《把我国民间文艺学提高到新的水平》、《加强民间文艺学的研究工作》等多篇论文，以马克思主义的创造性观点，论述了指导思想、研究方法、明确专业对象、扩大知识领域等建设民间文艺学的根本问题。《论集•上》中多篇论文对民间文学中的各类体裁和具体作品进行研究。撰写于建国初期的《歌谣中的醒觉意识》、《歌谣与妇女婚姻问题》等篇，运用历史唯物主义观点阐发民间文学的思想、艺术价值，以及它在人民生活中的地位。70、80年代，作者撰写了《刘三姐传说试论》、《马王堆汉墓帛画的...(展开全部)

本书共分四章，分为民俗主体论、民俗控制论、民俗符号论和民俗传承论。本书全面综合运用了我国多民族最有代表性的民俗文化典型实例，科学论证了民俗构成、民俗养成、民俗控制、民俗符号、民俗传承等重大理论，充分论证了我国多民族民俗多姿多彩的形态及民族理论的重要价值与意义。作者不仅对各民族传统风俗习惯给予特别关注，更重要的还有对各民族传统习俗中的控制性特征进行了深刻解剖，揭示了许多古老惯习对民族发展进步的束缚，从而论证了移风易俗的迫切重要性。特别是民俗主体论原理、民俗控制性原理，对促进各民族共同繁荣、共同进步及指导民族政策有重要的参考价值。

这本选集包括一些有关民俗的不同方面、不同形式的论文。由于这些论文最初是发表在一些专业性的期刊上，所以现在已很难弄到。通过这些代表性论文，使学习民俗学的学生，了解民俗学学术研究的范围。选集并不是对不同种类、不同形式的民俗的系统概述，也不提供某种文化中的民俗所包括的范围。然而，它将系统地向学生们阐明民俗是什么；它是如何起源的；它有些什么形式，是怎样传播的；有什么功能；以及最后，民俗学家们是如何研究它的。书后附有进一步学习民俗学的参考书目和编者简历。